新作2020「宵待ち草」の墨版の彫も、あと一二時間で終わる見通しがつきました。それで、色版の準備もしておこうと、届いていた版木の荷を解きました。
見当まで入れて、作品のサイズにピタリと無駄なく合うようにカットをお願いしておいた版木です。 それが何かの手違いか、注文したサイズより大きい板が12枚。
また、版木の質も、注文の片面用とは違い、表裏両面とも質の良いシナベニア。サイズが大きい分、無駄が出るのは覚悟で使うことも考えたのですが、もしかしたら他の方の注文と行き違ってしまったことも考えられるなと、ウッドライクに確認の電話を。
結果、その様なことは無い事が分かり、この板はほかの作品に回すので、改めて正しいサイズの板を送ってくれるようにお願いしました。
墨版も彫り終え、空いた時間をどうしようかと思案。散歩も考えたのですが、昨日の新嘗祭の直来の酒がまだ残っていて行く気にならず。図書館から貰ってきた本の残りを読むことに。
今回のは、児童書ではなく、直木賞受賞作と帯に大きく書かれてあるもの。読み始めるとすぐに魅魅了され、先ほど4時間かけて読み切ってしまいました。再びの涙ぽろぽろ。
児童書もこの直木賞受賞作も、恐らく≪最後の読者≫であろう私を、思いっきり泣かせてくれました。 年を取るにつれ、涙もろくなるもんなのかなぁ。
さて、昨日の直来、牡蠣、鱈、つみれの団子、帆立などがふんだんに入った海鮮&肉鍋。その出汁の旨さと言ったら・・・ついつい食べ過ぎ、そして呑みすぎました。