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岡本流生清内路通信

もう一つ、夢の話を

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もう一つ、夢の話を

体は最悪なのに、書いていることのなんて能天気なこと! まあそれが私らしいと言えばそうなんだけど。もともと私は笑わせ好きの楽天家?!

さて、最近見た夢の話をもう一つ。

新宿辺り?の飲み屋。決して小ぎれいとは言えない店。 先輩の清宮質文さんと一杯やりながら。

『だから、ポエムだよ』 『ポエムのない作品なんてクソみたいなものだ』 『周りのやつはそんなくそばかり生み出す奴らばかりだ』 『日和崎ぐらいかなぁ、ポエムがあるのは』 酔った清宮さんの話が続きます。

『ポエムってのは、詩情だ』 『わかるか、作品の中にそっと置かれた詩情なんだよ』 『囲炉裏の灰の中に隠れたおきみたいに、じわじわと体に染み込む温かさだよ』

『赤とんぼの、負われてみたのはいつの日か・・』 『あの、遠い日の温かさへの想いだよ』 『誰だって、心の奥底にそんな温かい石を抱いているんだ』 『わかるか・・・・?』

『だから、強い色はだめだ』 『強い線も』 『弱い色を何回も重ねていくんだ、その積み重なった層の中にそっと詩情を置いてやるんだよ』 『それで、観る者には遠い昔の記憶を探る気持ちにさせるわけだ』


実は私は清宮さんとは一度もお会いしたことはありません。だから、どんな顔でどんな話方をする方なのか、全く知らないのです。夢だからできる話です。

清宮さんの作品は、版画の専門誌で見て、若いころからよく知っていました。 いいなぁと強く惹かれもしました。 ただ、その当時の私は習い始めた伝統木版画の技術を覚えるのに必死で、惹かれる自分の心の意味を深く考えることは無かったのでした。

それが、今頃になって強く私を突き動かすことに。これは制作の転機なんだろうか、それとも迷いがそうさせるんだろうか。





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