その名の通り、コーヒーとブランデーを混ぜたお酒。一夫さんの自家製お勧めの味。　食前にグラスでワンショット。　うーーーん、異国のお味。或いは異世界の味と言った方が正確かな？


「今、美博で開催中の特別展に吉田博が出ていますよ」　電話の声の主は友人の友禅作家、大蔵さん。　私が博の孫弟子に当たることをご存じで、わざわざ知らせてくれたのでした。

「今制作中の版画、大蔵さんの型染の作品から刺激を受けて、作り始めたんですよ」　「余白の取り方とか、敢えて色数を抑えての効果とか・・・」　
『そうですか、完成したら是非見せてください』　　そんな会話も。

彼はこの秋の「現代の創造展」の実行委員長。で、やれそうなのかをお聞きしたら『コロナしだいですねぇ』と。　この『コロナしだい』と言う言葉、春以降何度耳にし何度口にしたことか。


アトリエ西の窓から見える田んぼ。なんと、草刈り機で青田刈り。　作業をしているのは、急死した父親の跡を継いで、二年ほど前からコメ作りを始めた若者。びっくりして駆け下りてゆき話を聞きました。

稗が混じったそうです。　稗の方が成長が早く、穂を出し、種を撒き散らすと、その種は何年も田の土の中で生き続け、これから先5年ぐらいは稲作が出来なくなるのだと。　『刈り取ると決めるのに三週間迷いました』　聴いているこちらも悲しいのですから・・・・彼の気持ちは・・・