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岡本流生清内路通信

ショートストーリーズ 34

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ショートストーリーズ 34

今、精子さんからTEL。 10日に面会に行くときに、「吉田博展」や「遠志展」のポスターがあれば、持って行ってくれないかと。 部屋に見慣れたものがあれば、少しは比登志さんの気持ちも落ち着くのではないかと。

また、その施設では現在インフルエンザも出ているとか。それも心配だなぁ。比登志さん、体力がかなり落ちているので。


精子さんで思い出したことが。先日、美麻を訪れた際、難しい話も済んだ後の酒の場で「流生さんは再婚しないの」 「いい人もいるわよ」と・・・

『再婚も何も、まだ離婚してないんだけど』と私。 「でも、もう離婚したようなものなんでしょ」と・・かなりいじられてしまいました。

確かに、妻との関係は、これから先も良くなることはないでしょう。でも万が一でも、彼女が私を頼りにするような状況が来ないとも限りません。そんなことも、ずるずるを引きずっている理由です。


ここで前に途中になっていた司さん監修の画集について簡単に。

2、これまでの画集に比べても作品の写真が大きいのがよい。

3、ダイアナ妃のお持ちの作品の出どころの追跡もわくわく。

4、吉田家と徳川家の交友も初耳のことがたくさん。これは身内でなければ書けないことです。

5、東京裁判で日本側の首席弁護人を務めたベン・ブルース・ブレイク二との深い交友と彼に寄せる尊敬の念。穂高さんの仲人がそのブレイクにさんだったこと、かれが博の全版画を収集していたこともこの本で初めて知りました。

6、GHQと博の関係。GHQは博ともう一人(おそらく藤田嗣治)を日本のもっとも大切で重要な画家と考えていたとの記事。

7、博が渡米する船室で描いた「船酔いに苦しむふじを」のデッサンに添えられた英語の詩も、これまでどの画集でも紹介されていないもの。

8、世界的に著名な人物で博のコレクターでもある人たちの紹介。

9.山案内人と博との交友・・・ などなど・・・


この司さんの評論・エピソード紹介は今後疑いなく、安本さんの著作とともに博研究のもっとも大切なテキストになることでしょう。


さてこちらは、明日も雪の角とり。珍しく予定が何もない日が続きます。そうそう、冬の間の楽しみ、野鳥の餌付け。 二三日前から、軒の上に餌台を置いています。 今のところ来るのは雀ばかりですが。まあ、去年の一冬を考えても、本当に「うわっ、奇麗な小鳥!」と感激したのは、二回ぐらいでしたが。楽しみではあります。

中学生の頃は、飼っていた十姉妹を部屋に放して、母親から「糞で部屋が汚れるでしょ」と、怒られたことも思い出しました。




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