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岡本流生清内路通信

太陽に追われて・・

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太陽に追われて・・

アトリエの彫り専用の仕事机は、南向きの窓に面しています。そのため朝は東から昼時は正面から、午後は西からの日差しを受けます。

彫りの仕事では、この日差しの向きで、よく見えて彫りやすくなる線が変わっていくのです。例えば午後の西からの光を受けている時間に彫りやすい線は、朝方の東からの光では見えづらいと言うように。

そのため、おいおい時間に追われるように仕事をすることになります。その時間帯を逃すと、また翌日まで手が付けられなくなるので。 もちろん、スポットライトを使えば、かなり解消されるのですが、自然の光には勝てません。


面白いことに気づきました。雨が上がりそうになると、花粉症が始まる。 鼻水やくしゃみが始まったら「ああ、もうすぐ雨も止むな」と、天気予報になりそううな。

 
明治の洋画家・白馬会の親分で博の終生の≪ライバル≫でもあった黒田清輝。その作品に日本女性のヌードを描いた油彩画の嚆矢とも言うべき作品「智 感 情」があります。清輝本人はこの題に印象派・理性派・写実派と、当時の画壇の三つの流れを託したと語っているのですが・・・

ここは素直に智は理性・感は感性・情は愛と考えて・・・芸術家は皆そのいずれかに拠って作品を作っていると仮定したなら・・・面白いことに気が付きました。 私、惠子さん、そして吉川さんと、三人が三人とも拠るべき立ち位置が違っていると。
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