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岡本流生清内路通信

にほんカモシカ

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にほんカモシカ

「はちすわらし」の色見本を作りながら博先生と遠志先生の作品の違いについて考えていました。

まずは

ここで下から兄の声「洗濯と風呂に行くぞ」と。 続きは帰ってから。


博は伝統的な浮世絵版画に水彩画や油彩画で培った写実表現を取り入れました。それによりさらに高度な現代的表現が可能になったのですが、そのために浮世絵に比べ2倍以上もの版数、摺りの手間をかけたのでした。 これは遠志先生も同じです。

この写実にかける博の情熱は作品「鏡の前」や「こども」を見ていると痛いほどにこちらに伝わってきます。

博は故意に馬連筋を出したり、鉛筆のような硬く精密な線を求めて亜鉛凸版を使用したりと新しい技法の開発、版や紙などの材料の開発にも熱心でした。遠志も研究を進めボンドやニスやセメダインを塗ったり焼いたりして版を作ることをやりました。

博と遠志両先生の際立った違いは、作品のサイズとモチーフに顕著に見て取れます。博の作品にも浮世絵に比べると格段に大画面のものがありますが、それでも90㎝を超えません。遠志の最大の作品は畳二枚以上の大きさです。

モチーフからいえば博が山の絵を中心に風景が多くを占めるのに対して、遠志の興味は風景から動物、そして抽象と幅が広いのが特徴です。


なんだかまとまりのない文になってきました。一度ここで話題を変えます。

今日5月8日は私が清内路に移住してきた日です。移住といえば聞こえがいいのですが、その実態は兄のところに着の身着のままで転がり込んだ日。6年前のことです。 もう6年・・・月日が経つのは速い。

あの当時のことを思い出すと・・・ここ信州でのいろいろな出会いと自然、横須賀時代からの教え子たちとのつながりがあって今の自分があると感謝せざるを得ません。

ということで今夜は私の大好物、コロッケとアジフライでささやかな祝いを。
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