気持ちの良い青空に誘われて、一時間ほど歩いてきました。何かを見ると想いが巡り、心が動く。ほんと、散策は≪小さな旅≫そのもの。今日もいくつかのささやかな出会いがありました。

一夫さん、一般多色版画27点の一度目の摺りを終えたと。一夫さんは一つの作品をどれも色違いで4種つくります。少し次のラウンドの色について考えた後、27点の二種めを摺り始めると。ほんと、すごい頑張りですね。


国の重要無形文化財、和合の念仏踊り。去年は地区の関係者だけで執り行い、見に行くことが出来なかったもの。　今年もどうなるか先の見通しはまだつかないようですが、外部の者も入れるようならお知らせするのでぜひお越しくださいとのご招待。うん、今年こそは見たい！


彫りの方は「清内路　秋」　「丹頂鶴」の主版（輪郭線）の中彫りに入っています。　不要な部分を大きめの彫刻刀で彫り下げる、浚い。　これがまた桜の版木が硬くてたいへん。時に「く〇ったれ～、硬すぎるぞ！」なんて、誰も聞いていないことをいいことに、汚い言葉も叫びながら。


東京では沼さんが「父子抒情」の摺り。大津では原さんが「雪ん子」二種目の色違いの摺りをしてくれています。　ここで私がぶらぶら遊んでいては、まるで昔の地主か資本家。それでは自分が許せないので、私も全力で新作に取り組みます。