一年を超えるコロナ禍、まだまだ収まりそうもありません。生活が大変な人も多いでしょう。私は幸いにも、毎日、好きな版画の制作に集中できることに感謝しながら、今日も一日仕事に励みました。
暮らしに余裕がそうあるわけではないし、贅沢ができるわけでもないけど、寝る場所、食べるものがある幸せ、そして心の平和はそれだけで十分に思えます。
「家路」最後の版の草(稲穂)の表現は迷いに迷いました。 刀で彫るか、ルーターで彫るか、60番ほどの紙やすりで傷をつけるか、絵の具の染み込みを抑えるメディウムで版に描写するか。
小さなテストピースでそれぞれ試してみて、刀で彫ることに。ほぼ彫り終えた結果は満足のいくものです。
明日は少しデスクワークも。