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岡本流生清内路通信

父子抒情より

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父子抒情より

不動滝を御神体とするお堂の清掃は、六人で一時間ほどで終わりました。不動講の講員も高齢化が著しく、亡くなる方もいて、いつまで講を維持できるのか、心配です。

「父子抒情」父、嘉一郎の室蘭時代の短歌に私が版画を付けたもの。 その中の一首


穴にひそむ獣らのごとあひよりて 眠らむよしんしんと雪はふるなり


この短歌に添えた木版画は、50年ちかく前に、白黒で同人誌に発表しました。それを昨日から新たに多色版画に作り直し始めました。オリジナルの版木はノルウエーの博物館に寄贈済みなので、墨版からの作り直しです。図柄の手直しは最小限にとどめ、ほぼ当時のデザインで仕上げるつもりです。

北海道の思い出にどっぷりと浸りながらの≪こみ上げてくるものがある≫作業になっています。


吉川さんが、そのブログにエゴン・シーレの描く女性像をUP。 私も昔から惹かれている作家です。 シーレの描く女性は何処か退廃的で≪かわいた≫(乾いた・渇いた)匂いがします。

〈性〉と芸術は深くかかわり合っています。 芸術家が≪人間≫を描こうとすると、どうしても〈性〉のことを避けて通ることはできないからです。

最近お友達になった漫画家、お名前を上田久治(ひさはる)さんと言います。私より四つ年下の昭和28年のお生まれ。 つのだじろうのアシスタントをなさり、その後独り立ち。

30代の頃は、月刊マガジンや週刊チャンピオンに連載。その時はアシスタントも3,4人使っていたそうです。締め切り間際には睡眠時間が1,2時間の日が何日も続いたとも。

今はここ清内路で、好きなものを好きな時に描いているそうです。 


ジョロウグモが網を張る時間帯、午前中の9-10時ごろと絞り込んだつもりが、ここ最近の観察で、明け方の日の出前や夕方の日没間近の時間に張るのがいて・・・振り出しに戻ってしまいました。

もう一つ。 ジョロウグモは常に同じ場所に巣を張り替えるのですが、鬼蜘蛛は毎回?場所を変えるように見えます。

前回書いた、版画の作品にサインをしていた時に思ったことの続き。
限定番号、例えば15/200 も書き入れるのが面倒だなぁと。同じ番号を売ってしまったら信用に関わるので、作品ごとにリストで確認するのに時間を取られて・・・名前のサインより手間取ります。

歌麿や北斎、そして吉田博の時代にもこのような商習慣は無かったのに。 「作品の本質とは何ら関係ないのに」と、ぼやきながらも、現代の版画家として、いやいや書き込んでいます。
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岡本流生
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