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岡本流生清内路通信

4月の三大仕事

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4月の三大仕事

私の4月の三大仕事は、桜コンサートのお手伝い(今年は中止) カボチャの畑づくり、そして神社の春の例祭。 今日で無事終わりました。やぁーーーーほっとした、きつかった。今月はまだ三つほど仕事が残っているのですが、どれも1、2時間で済むものばかりです。


「ミャンマーの母娘」 主版(墨版ともいう)の彫りは明日には終わりそうです。これが、すごく良い出来なのです。 主版、それだけを見ていても、凛として、静かな品格が十分感じられます。そうなると・・・ひとつ考えなくてはいけないことが・・・それは、色や顔の化粧がこれまでの下絵のままで良いのかどうか。

下絵では、ミャンマーで≪タナカ≫と呼ばれる、独特な化粧をしています。タナカとよばれる木の材や根を石臼で挽いて水で練ったものを顔に塗るのです。塗る形は、丸や渦巻、四角や直線、或いは花のような形など様々。顔中全てを塗りつぶす人もいます。

この日焼け止めも兼ねた化粧≪タナカ≫を版画でもやるべきなのか? タナカを施した下絵の横に主版を並べて何度も見比べてはため息。 主版を一度刷って、≪タナカ≫なしの下絵を描いてみるしかないかな。

元や宋の時代の古い中国画の色合いが、今、頭の中にあります。暗い色合いなのですが、幽玄で静かな世界が現れるかもと期待しています。


最後にひとつ思い出したことを、この「ヤンゴンの母娘」はヤンゴン郊外の村の市場での取材でした。市場は人が集まり、取材にうってつけの場所です。またそれだけでなく、並んでいるものを見るだけでも十分楽しめるのです。

その市場の通りを、踊り、歌いながら、缶入りペースト状の≪タナカ≫を売っていた派手な女性(おそらく女装した男性)に手招きで誘われて横で一緒に踊った事があったのです。気が付くと、私たちの周りには何重もの人垣ができていました。その皆が、大笑いで楽しんでいるのでいるのでした。

缶入りの≪タナカ≫もきっとたくさん売れた・・・・の かな?




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