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岡本流生清内路通信

塾の思い出 1

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塾の思い出 1

アトリエの窓の向こう、緑の山の上には真っ白な入道雲。 夏本番。

懐かしい塾生からの便りに、今日は昔の塾のことを思いつくまま書いてみたくなりました。

夏は塾の始まる夕方でも、エアコンのない教室は暑くて、私も生徒もたいへんでした。そんな時は近くの海辺の公園での「青空教室」 遅れてくる生徒のために教室のドアに「今日は青空」と書いた木の札を下げて、皆で公園へ。

日が暮れると、明るい街頭の下へ移動。私は堤防に腰掛けて生徒たちの英語の本文暗唱などを聞きます。合格した子にはプリントにマーク。あらかじめ決められたところまで進んだ子から自由時間に。

海からの風が心地よく、遠く江ノ島や葉山で上がる花火が見える日もあって・・・

授業時間が過ぎても、そのまま帰る子はいなかったなぁ。30分から1時間ほどは一緒に遊びます。街灯の明かりが頼りの野球やドッジボール。あるいは広い公園全部を使ってのかくれんぼやドロケイ、缶蹴りやだるまさんがころんだ。

いろいろルールのうるさい今なら、とてもできなかったでしょうね。

夏場は「蟹とり」や「クワ取り」も恒例(ただし男子、女子はその間堤防で花火やおしゃべり)。 蟹は石蟹、岸壁やテトラにしがみついた蟹を明かりで照らし網ですくいます。 運が良ければタコやイカが獲れることもありました。

海辺に連なる小さな港から港へ、石蟹やワタリガニ、たこを求めて、自転車を連ねて回りました。夕涼みの地元の人ともよく出会うのですが、「獲れたかぁ」と声を掛けられたり・・・

南風が吹いた後の夜は、堤防際に打ち寄せられた夜光虫が緑の蛍光色で波の動きに合わせて光っていたり・・・


さて、掃除。 あと残っているのは・・・・玄関、客間、トイレ、洗面所、廊下、台所。一時間ほどやって、あとは版画の仕事もするかな。
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