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岡本流生清内路通信

みかづき  続き

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みかづき  続き

中山登さん、武蔵野塾塾長で私の同人誌時代(二十代のころ)からの友人。日本教育ペンクラブ会長でもある彼の寄稿文からの転載です。私も横須賀時代に塾をやっていて、考え方がよく似ているのです。

塾と学校     塾は月? 学校は太陽?

・・・・・・(略)・・・補習塾としてスタートした私の立場は、基本的には塾が学校の授業を補佐・補完するという立場だった。 学校は地域住民の子どもたちのすべてが通う巨大組織である。言わば太陽みたいなものだ。 だとするならば塾は月だと言っていい。 だいたい子どもたちが塾に来るのは月の出る夕方から夜にかけてだ。 日陰にいる子どもたちを少しでも日の当たる場所へ出してあげればそれで十分だ。 それだけでも存在理由が成立する。 側面からバックアップする方針を貫けばよい。

・・・中略・・・・塾と学校は対立軸としてあるのではなく、共存できる2種類の教育機関として存在する。 太陽だの月だのは問題でない。 太陽も月も重要だ。小さな月が巨大な太陽を隠すことも有る。 月は太陽が照らすことができない夜を明るく照らす。 学校を補完するとは、学校を助け、応援している機能、と考えられないだろうか。・・・以下略



なお、この原稿は、中山さんが森絵都氏の小説「みかづき」(2017年本屋大賞準グランプリ)を読んで触発され書いたものだという事を書き添えておきます。
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