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岡本流生清内路通信

みづゑの世界

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みづゑの世界

アトリエの窓から見る風景は霧雨にけぶり、まるで吉田博の描く水彩画のように朦朧として見えます。丁度精子さんから「美しき明治のみづゑ 丸山晩霞展」のカタログが届き、晩霞、博の水彩画に見入っていたので、余計そんな気がしたのでしょう。

ここ二三日、雨の日が続いています。 陽が差し込まないのは辛いのですが、ありがたいのは連日気温が高めなので雪にはならないこと。これが雪ならかなり積もっていだろうと思います。

昨日の下一部落の忘年会は盛況でした。会費以上の料理、飲み物があふれ、話も盛り上がりました。中央には炬燵の席まで用意されていて小さな子供たちで賑やか。 大人たちの話題はもっぱら今年の異常気象や農作物の作柄、そして鳥獣被害のことでした。

靴!

塾の教え子から荷物が届きました。 中身は甘党の私のためのチョコやカステラ。 冬に備えるオーバーズボン、厚いフェルトの室内履き、フードの付いたジャンパー、そして…靴!!この靴、つま先に鉄板が入った所謂安全靴。靴底の滑り止めもしっかりしていて雪かき作業に使えるもの。

ありがたいことです。送ってくれたのは、今履いている≪ガムテープ靴≫をプレゼントしてくれた教え子。ブログで書いたので、読んでくれたのかもしれないなぁ。


吉川さんのメールにあった、彼の大好きかつ尊敬している画家たち。 その顔触れを見て言えるのは、皆世間的成功に背を向け、一途に求める絵を描き続けたこと。また若くして亡くなったことも、才能を早くから認められていたことも共通しているかな。

今の私にも吉川さんにも、もう夭折の芸術家という形容詞は付きようがありません。できるとすれば、若いころの純粋な気持ちのままで制作に励み最期を迎えることぐらいか。でもそれさえも今の私にはとても難しいことに思えるのです。

彼の名前を挙げた中の一人「小野幸吉」は初めて聞く名前でした。 ネットで調べると私の好きな村山槐多や関根正二にも通じる感情のほとばしる「叫び」と憂鬱と孤独を感じさせる絵。これはますます彼との次回の飲み会が楽しみになりました。


版画の仕事も進めています。版下の清書をしながら頭の中では来年の「吉田版画展」の構想を少し練り始めました。とにかく何よりもありがたい事はともに動いてくれる心強い「同士」が周りにいてくれること! 必ずやり遂げねば!


さて今日の話題の最後は「誤植」 「誤変換」

兄との老人二人の食卓の楽しみの一つは、その日の新聞で見つけた「誤植」 や「誤変換」のこと。互いに自分の見つけたものを相手に探させるのです。

自分のブログでの誤字、誤変換を棚に上げて。 我が家は新聞を五誌購読しているので、誤植や誤変換を見ない日はないと言えるほど。とりわけ地域誌は誤植誤変換の宝庫。今日も一つ手持ちのネタが。

そうだ、昨日の忘年会。塾生だったY君のお父さんから、ずいぶんと感謝の言葉を戴きました。うん、確かにそれは運命の出会いだったような。一人の若者の未来にいくらかでもプラスの貢献ができた自負もあります。 うれしいうれしいお礼の言葉でした。


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