早朝、谷を見下ろす西側の窓辺で一服。こんなに早くの時間から、竹ぼうきで歩道を掃除する人が見えます。真下の空き家の小道にも草むしりする女性の姿。
このような光景は珍しいことではありません。90過ぎのおばあちゃんも、石段で一休みするときには、必ず周りの草を取っているし、道端のごみもいつも誰かが拾っていきます。
「普段の小さな善意の積み重ねで集落が維持されてるんだなぁ」と感心してたのですが・・・それにしても今朝は人が多いなと。
「しまった! 今日は月の初めの日曜日!」 「地区の決まりの≪さわやか清掃≫の日だった!」
慌てて箒と塵取りを手に外へ。
私の担当は、我が家の周りと下の公民館の玄関回り。急いで仲間に加わりました。
作業用のジーンズ。膝が抜けていますがまだまだ使わないと。 このジーンズ、最近腰骨にかからずずり落ち気味。痩せて腰回りが細くなったので。それで朝からお裁縫。タックて言うのかなぁ、ウエストの部分を寄せて縫い合わせました。これでずり落ちる心配もなくなりました。
うだちゃんから送られてきた、香川県伊吹島産の小さめの煮干し「黄金かえり」。これがいい味!少しづつ摘まみながら版画の彫り。相変わらず暑く、裸でやっています。
その制作、50年以上やっていても、まだ技術・技法で伸びしろがあるのが嬉しい。最近も0.1mmと狂わない新しい転写法を見つけました。
ただ、これまでもいろいろと開発・工夫してきたやり方も、私が死んだらなくなってしまうのかなぁ。 遠志先生から学んだ新技法のいろいろも、これは司さんは先生から継承しているんだろうか?
なくなってしまうのは本当に勿体ない!