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岡本流生清内路通信

ショート・ストーリーズ 37

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ショート・ストーリーズ 37

今日は、Kくんの私立高校合格発表の日です。受かっているとは思うんだけど、やはり、知らせを聞くまでは落ち着かないなぁ。 勉強は昨日から公立に照準を合わせたものに。

先日の雪の日は良かったなぁ。 アトリエで仕事をしながら降りしきる雪をみる。石油ストーブで室内は暖か。アトリエに閉じ込められたこの感じがいいのです。仕事にも集中できて。

ただ、この冬はそんな日がこれまでその日一日だけ。仕事も進まないわけだ。仕事と言えば、もうすぐ新作二つが刷り上がってきます。須田さんにお願いした「野辺の祈り」そして沼さんに刷ってもらっっている「子猫をひろって」 子猫・・・の方は昨日途中経過の写真が送られてきました。やわらかいいい感じでした。

新作が上がってくるのは嬉しいんだけど・・・・そのあとは、摺り賃と紙代が・・・うーーん、少しでも版画を売って稼がなくちゃ。 今日、豊丘の飾りつけ。 掛けられるのは多くても15点ほどなので、あっという間に終わるでしょう。 小杉山さんも手伝いに来てくれるし。ここで1点か二点売れてくれたら・・・

作業の後、村の有線の取材もあるようです。有線って、テレビ? ラジオ? テレビなら髭をそって行った方がいいか? まあ、面倒だからこのままでいいかぁ。


野鳥の餌台。ミカンの輪切りを置いたら、つぐみが来るようになりました。ふっくらまるまる。可愛いですよ。そう言えば、横川で聞いた話。地元の年配の女性お二人が「いやぁ、囲炉裏で焼いたつぐみはほんと美味かったなぁ」 「ほんとほんと、脳みそがじゅるっとして美味いこと」 「死ぬ前にもう一度たべたいなぁ・・・」 もう50年以上も前の話のようです。

猫の寝顔、幸せそのもののように見えます。見ているこちらもほっこり幸せに。 写真なのが残念ですが。

今朝治君の銀座での個展、久しぶりに同人誌時代の友人たちに会えそうです。棚網君、長谷川君、そして私の三人が当時の自称≪若手三羽烏≫ この三羽に加えて、まゆ美さん今朝治君が揃えば・・・そう、50年ぶりぐらいの再会になるのかな。


いま下絵を描いている新作。横顔の女性とつる草。 顔を除いてほぼ描き終えました。顔はまだこれから描きなおしだけど・・・版木の桜は見切り発車で注文しとくかな? 版木が届くまで、二週間はかかるから、その間に仕上げることにして。



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