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岡本流生清内路通信

パニック障害から解き放たれて

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パニック障害から解き放たれて

30代の時、パニック障害を発症しました。 一番ひどいときは、バスや電車に乗ることもできず、人混みの中、或いは銀行の待合室にいることさえ苦痛でした。

大好きな釣りに出かけても時にパニックに襲われ、不安でいてもたってもいられない状態になることもありました。 堤防に釣竿を置きっぱなしにして走って家まで帰ったこともあります。

どうしても見たい個展があり、渋谷まで出なくてはならなかったときは、ウイスキーの小瓶をちびりちびり飲みながら、半分酔っぱらった状態で画廊へたどり着いたこともありました。

症状は年ごとに少しずつ良いほうへと向かったのですが、医者や薬には頼らなかったので、その後長い間不安が尾を引くような生活でした。

そしてここ清内路での暮らし。 横須賀時代の分刻みの忙しさから離れ、ゆったりとした時間の流れの中に身を置き、豊かな自然と人情の厚さに触れているうちに身も心も解放されていくのが分かりました。

30年以上かかりましたが、やっとパニック障害を克服することができたと自信を持って言えます。あのまま横須賀で暮らし続けていたら今でも不安の種を抱き続けていたことでしょう。
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