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岡本流生清内路通信

前回の続き

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前回の続き

売る・売らない、なぜこんなことを書き始めたのかと言うと、芸術家に対する、世の中の「プロ・アマ」というくくりが気になったからです。 私の理解では、プロとは作品を売ることで生活している人。 アマは楽しみ、趣味として作品作りをしていて、作品の売り上げで暮らしているわけではない人、あるいは売ることを前提として制作をしているわけではないひと。 大雑把ですがこんなところでしょうか。

自分から言う事はないのですが、周りから「プロの版画家さん」と言われることはあります。最近も、大先輩の芸術家の先生から「さすが、プロの見方は違うなぁ」と言われたり。

まさに、この言葉に、私の危惧が。 私は、プロであると言う事と、その人の芸術性の高さや作品の良しあしとは殆ど相関関係がないと考えています。 これは版画協会の≪大先生方≫の作品と準会員、一版入選者の作品を大会場で一堂に見るときにいつも感じたことでした。

敢えて言えば、技術力とは、いささか相関があるのかもしれませんが。

作品作りに関わる情熱・思いの強さも、プロとアマで違いが有るわけではなく、これはどちらの人であろうと、個々人に関わることなのです。


幸い、私の周りには素晴らしく意識の高い作家たちがいます。そこにはプロ、アマのくくりは何の意味もないのです。あるのはただ・・・真剣にもの作りに向かっているかどうかです。
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岡本流生
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