郵便受けに巣づくりをしていた山雀の番、驚かせてしまったので、戻ってくるだろうかと気をもんでいました。今朝、アトリエの窓の外、隣家の電線に姿が見えました。また、郵便箱の受け口のところに、昨日は無かった巣材が引っかかっていたので、どうやら戻っているようです。

脅かさないようにそっと見守ることにしましょう。　もし郵便箱からの巣立ちが見られたら、これは最高にうれしいことに。

今日は年に一度の「不動講」　本来なら行者の滝打たれや護摩の神事もあるのですが、今年は簡単なお払いの後にお堂の周りの清掃だけ。でも、よく考えてみたら、今年こそ護摩炊きも滝打たれもやるべきだったか？　行者さんの神通力と祈祷でコロナ退散を願って。

この不動講の日には、毎年同じことを思います。一つは、私が、山の小さなお堂の中で村人と車座になって飲み交わしていることの不思議。　そして、社の中から見る、この山里の春の切ないほどの美しさ。

帰り道、ラムネ色に澄んだ渓流の流れを見下ろしながら、縁に恵まれた自分は本当に幸せ者だとつくづく思ったのでした。