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岡本流生清内路通信

翼を広げて

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翼を広げて

今日一日も平熱。診療所のお医者様から「熱が出た時に飲むように」と渡された頓服も飲まずに済みそうです。今の主な症状は足の腫れだけ。ひょっとしたら低温火傷かなとも考えています。思い当たることも有るので。

年賀状の宛名書きを終えました。あとは一言添えることが残っています。「今年もよろしく」のようなのはあまり書きたくないので、相手のことを思い出しながら、相応しい言葉をゆっくり考えながら書くつもりです。

その宛名書きをしていて改めて気づいたことは、こちらに来てから知り合った方が半分以上もいることです。何もかも捨てて横須賀を後にしてから7年。やはり人生の一大転機、激動の7年だったんですね。


その間、自分がどんどん変わっていくことが自分でもよく分かりました。それまでの自己中心的な考えが影を潜め、他人の痛みに寄り添えるような優しい人間にもなりました。

この7年で失ったものも勿論幾つもあります。 人間関係を除けば一番大きいのは、聴力の半分を失ったこと。でもこれは確かに不便ですが行動の不自由ではありません。「耳が遠いので少し大きな声で話していただけますか」と言えば、大抵のこと?はわかります。この原因は横須賀時代の最後の夏に患った両耳の重症の中耳炎でした。

でも、聞こえが良い方がいいのは当然なので、安くてよく聞こえる補聴器があれば欲しいなと、もっか新聞の広告を集めているところです。たぶん少し位高くても良いものなら買うでしょう。


そして、この7年で得たものは。 一番は何といっても素晴らしい友人たちですが、今日はもう一つ別のことを。それは≪パニック障害≫を完全に乗り越えたことです。30代で発症し、最悪の十年を挟み、その後も≪いつまたなるか≫とトラウマに悩まされた時代も入れると30年以上も私を苦しめ、私の自由を奪ってきた病気から解放された気分はまさに「翼を得た!」喜び。

今回の旅行中も、混雑するソウルの空港でも、夜のネオン輝く繁華街の人ごみの中でも、そこにいることを楽しんでいる自分がいました。これからは取材でも仕事でも何処へでも出かけられます。東京でのアカデミー展にも来年は出かけていきたいな。

街をぶらつきながらモデルになりそうな子を探すこともできますね。ただ変なじいさんと思われないようにしなくてはいけませんが。


沼さんに「井月の山路」刷り直しのために新たに彫った版や送られてきていた版画を梱包しました。さて、こんどはこちらの思い通りに仕上がつてくるかな。





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