澄生はその詩で、鬼ごと(鬼ごっこ)の鬼になりたい。鬼ごっこの鬼なら、好きなあの子を追いかけ、この腕にとらえることが出来るから、そんなことを詠っています。 好きな詩です。
で、この「可愛い魚屋さん」 北海道時代にレコードで聴いたもの。 母が子供たちの情操教育のためにレコードの配布会に入っていたのだと思います。毎月一枚届いていたような?
考えれば、私が幼稚園ぐらいか小学校に入学したぐらいの年のこと。戦争が終わって、まだ10年はたっていないころと思えば、随分と贅沢なことをしてくれていたんだなぁと。お金もかかったんだろうなぁ。
その時代には気が付きもしなかった、母の子どもたちへの愛情。 それなのに、こちらへ来て以来丸7年、一度も墓参りに帰っていないことに思いが至りました。「そうかぁ、今日頭に浮かんだ歌、母が墓参りに来て欲しいと、そう言っているんだ」 私にはそう思えました。