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岡本流生清内路通信

自画自解 37 その2

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自画自解 37 その2

さて、話は少し唐突ですが、アーティスト・イン・レジデンス。 (後でこの作品につながってきます) この言葉は、芸術家が有る程度の長い期間、(普通、一ヶ月から半年ぐらい)、その場所に滞在しながら創作活動を行うことを意味します。

1990年代の半ば頃から、政府の掲げる“まちおこし、むらおこし”事業の一環として、過疎化に悩む各町村で取り組まれるようになりました。

近年、空き店舗や空き家が目立ち始めた飯田市でも、このアーティスト・イン・レジデンスの活動を取り入れてはどうかとの、提言が民間からなされたと、新聞で読みました。 是非、実現してほしいものです。

私も、過去にこの活動に関わったことがあります。2003年の事です。 淡路島にある津名町(当時)が、日本の木版画を学びたいという海外のアーティストのために、アーティスト・イン・レジデンスプログラムを組んだときのことでした。

カナダ、韓国、マレーシア、ドイツ、イギリスなどから、6名のアーティストが参加したこの活動で、私は彼らに木版画の彫り、摺り、の基本技術を教える講師を務めたのでした。 そして、その時に教材として持って行ったのが、丁度その頃完成したばかりのこの作品「カトマンズの少女」でした。
下絵から、版木、そして摺りあがった作品の一式を彼らに示しながら、どのような流れで一枚の版画が出来上がるのかを説明したわけです。
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