最終日の会場で。　諏訪から見えられた年配のご婦人三人組。会場でのDVDも最後まで見られ、作品も時間をかけてじっくり鑑賞し、二時間近く滞在。

お話を伺うと、「私たち吉田博の追っかけなの」と！　「上田の≪サントミューゼ≫にも行ったし、名古屋のボストン美術館にも行ったわよ」とも。　「SBCのラジオでたまたま聞いて、これは観なくてはと飛んできたの」と楽しそうに応えて下さいました。

もともと山歩きが趣味のようで、それが博の山の版画に惹かれるきっかけになったようです。本当にありがたいフアンです。次の展覧会の案内状も是非お送りしなくちゃ。

で、その時のお話の中で、私の「化石　Ⅵ」に対しての感想も。「この、山の上を飛ぶ魚と跨る妖精と空の雲の感じがとてもステキで気に入った」と。　作者の私が全く意図していなかった見方です。　そう言われて改めて「化石　Ⅵ」を見てみると、確かにそのようにも見えるのです。そしてその見方の方がはるかに≪物語≫が膨らみ面白くなると実感。　教えられました！