忍者ブログ

岡本流生清内路通信

ここは素直にうれしい

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ここは素直にうれしい

今日の「中日ホームニュース」と「週刊飯田」 どちらも週一で入る新聞折込の地域情報誌。その展覧会案内の欄に、来週から始まる「鬼と鬼の子とその弟子と」展の情報も掲載されていました。写真もなく、展覧会のタイトルと日時・場所のみが書かれた簡単なものです。

そのタイトルの「吉田博・吉田遠志・岡本流生木版画展」を見ている私の胸の中に、突然大きな≪幸福感≫が襲いました。 大看板の両先生の名前に続いて自分の名があることで。

「力量が伴わないのに」とか「まだ百年早い」とか、思うことはあるのですが、それは他人が言うこと。ここは素直に嬉しさを抱きしめることにします。

なぜなら、このお二人と名前が並ぶことがどれほどの≪奇跡≫かを、自分自身が一番よく知っているから。いや、自分だけが知るから。

中学二年の時、川上澄生の「北海道絵本」を見て、居ても立っても居られず、傍にあった学童用の彫刻刀の箱の蓋に版画を彫った少年の私のことを。

塾で子供たちを教えながら、毎日白黒の版画を独学で作り続けていた私のことを。そして、遠志先生との奇跡的な出会いを持つことになった私を・・・・

運と縁・・その先にこの「吉田博・吉田遠志・岡本流生木版画展」のタイトルがあるのなら・・・素直にこの奇跡を喜びたいのです。
PR

コメント

プロフィール

HN:
岡本流生
性別:
非公開

最新記事

P R