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岡本流生清内路通信

キンセンカ

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キンセンカ

第75回「南信美術展」 彫刻部門で惠子さんが南信州新聞社賞を受賞しました。昨年の洋画部門に続いての連続受賞です。日頃の頑張りの成果ですね、おめでとう!!

作品はピエロが腰を掛けてうつむく彩色塑像。仕掛けは自分の胸(こころ)を取り出し両手に抱く姿で、胸には心が抜けた跡の空洞があり、それを通して向こうの≪白い壁≫が見えること。 小品です。

さらに彩色とタイトルにも仕掛けが施されていて、鑑賞者の力も試されているような・・・

まず、タイトル「カレンデュラ」 私には初めて聞く言葉。聞くと「キンセンカ」のことだと。更にその花言葉が理解のキーだとも。 調べてみると「絶望・悲哀・別れの悲しみ・静かな想い・初恋・・・・などなど」 そしてその花の色は黄色。 ここでやっとピエロが両手に抱く≪心≫が黄色に彩色されている意味に気づくと・・・

まあ、惠子さん、やってくれるなぁ。


話題をかえて、ギネスブック。 先日、阿智村がギネス記録を更新しました。 日本一の星空の村が総力を挙げて挑戦したのは「同時に天体観測を行った最多人数」の記録。 これまではオーストラリアで記録された1869人。 それを大幅に上回る2640人で新記録達成。

ルールは、天体望遠鏡や双眼鏡で10分間目を離さずに星空を見続けること。当日は夕刻から村内各地区ごとに集合した住民がバスで観測場所へ。私は塾があったので参加しなかったのですが、兄は出かけていきました。

この村を挙げてのイベント、ギネスに載ることで海外からの「星空ツアー客」を呼び込みたいという思惑も見え隠れ。国内ではここ二三年で阿智村の知名度はかなり上がったので今度は海外へもということでしょうか。

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