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岡本流生清内路通信

七色の酒

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七色の酒

霙が降り始めました。外は日が暮れかかっています。(今の私の境遇を比喩的に表現したものではありません、念のため)


昨日は4時前に全員集合。そのご昼神温泉で温まった後我が家に戻り、宴会が始まったのが6時ごろでした。 参加者は7名。陶芸家の一八さん、彫刻家の吉川さん、水彩画家で折り紙作家の惠子さん、美術品コレクターの一夫さん、お百姓の本山さん、地域ガイドの兄雄太と版画家の私。

それぞれやっていることは違っていても楽しくて大切なお仲間です。この日のために用意した酒は、焼酎、ワイン、清酒、濁り酒、どぶろく、ジン、そして梅酒の7色。

まあ皆よく飲むこと、私は11時に先抜けして寝たのですが、2時にトイレに起きたときにもまだ5名が残って飲んでいました。聞こえてくる議論は、「芸術家にはパトロンが必要なのか?」

面白そうなので私も再び参加。それにしても紅一点の惠子さんの強い事。お酒だけではなく先輩のアーティストとも対等に渡り合って議論し躊躇することがありません。まさに快刀乱麻、寄らば切るぞの無情の論戦。

しかも来年の9月にはその熱い議論の相手と「水彩画と陶芸のコラボ展」をやると言うのですから、横で聞いている私もハラハラ。 

今回は吉川さん、本山さんともゆっくり話す時間が取れました。(私が頑張って起きていたので) これは前々から感じていたことですが、私と吉川さん、生きる姿勢に多くの共通点があるようです。また、お百姓、と言ってもずいぶんと手広く事業をなさっているような感じの本山さんは、もともとの先祖は安曇野の土豪、話の内容も興味もこれまでの私の仲間たちとは一味違っていてとても面白く聞けました。今年ご縁ができた異色のおなかま ですね。

この本山さん、誰かさんとおなじで、こちらの話の途中で何かと「ばかやろ」と言うのが癖。一方的に自分のペースで話し続けるのですが・・・朝、酒っ気が抜けたら・・・昨夜の勢いは何処へやらで、まあおとなしく殊勝な事。

コレクターの一夫さんも、横で見ていてもいきいき楽し気に芸術談義。この続きをまたいつかこのメンバーでやりたいものです。


さあて、今日の私の仕事。 まず「モガ」の指を描き直しました。昨日一日間が空いたので、少し絵から離れて下絵を見ることができました。するとこれまで気付かなかったことが見えてきたのでした。「この手のひらは少し肉厚?」 それはそうでしょう、私の左手がモデルなのですから。 指を細く長く修正しそれで美指になったと思っていたのですが・・・

「この手と握手をしたら、力、強そう」 と言う事で描き直し。 きゃしゃな美人指になったと思います。

その後は「子猫をひろって」の猫をくるんでいる布の襞を少し修正。 で、今日の仕事はおしまい。明日はいよいよ薄美濃紙への清書をやるつもりです。
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