毎日毎日「暑い暑い」と愚痴を言いながらも、仕事は気力を振り絞ってやっています。
「冬のつる草」は色版の彫り。 「青い服の少女」は全9版を彫り終え、自摺りで色見本まで摺り終えました。 「初夏の野道」は版下の清書を終えました。大きな桜の版木を注文しなくてはいけないのですが・・・かなり値が張るので・・まだ注文はしていません。
「丹頂」と「青いケシNo・3」は色版の転写まで。「白狐 囮」これは昔の作品の作り直しですが、版下を版木に貼り終え、いつでも彫り始められる状態。この作品、これまでに培った技術・技法の集大成のつもりでやります。今の私にできる≪伝統版画の極限≫目指して。
東京の摺師・沼辺さんは明日から「海辺のサーカス」の摺りに入ると電話がありました。これは、新作としてピエロ展に出す予定です。
滋賀の女性摺師(沼さんのお弟子さん)は、「2020年の宵待草」の試刷り(練習の摺り)が8割がた終わったようで、途中経過の写真が送られてきました。ここまでは予想以上に良くすれています。
ただ、お子さんの夏休み中は仕事を中断して、子供に付き合うとのこと。いいことですね。ほんと、振り返ってみると、子供はあっという間に成長してしまうから。毎日毎日の子どもの姿は、それこそ一期一会ですから。再開は9月になってから。