先日の新年会。夜の町に繰り出した二次会でのこと。入ったのは女の子が20人ぐらいいるお店。私の横についた子はとても印象的な瞳の子でした。
どこか寂しい目をしているのです。洋花の中に一輪の野の花が置かれてあるような。そして、その目を見ていると、まるで短調の歌をきいているような気がしてきました。そう「竹田の子守歌」みたいな。
この世界で働いて26年になるというお姉さんと踊っていた時、「あの目、どこかで見ているなぁ」 「塾の教え子だろうか」 「いいや、最近も見たような気がする」そんなことを思いながら時々その子を見ていたら・・・「あの子が気になって、ほっとけないんでしょ」と言われてしましました。 まさに図星。
お姉さんはそれ以上は言わなかったのですが、私には「あれがあの子の売りだから」と聞こえた様な気もしました。見ていると、彼女、指名が次々に入り席を移っていきます。踊りもできず歌も歌わないのに。
家に帰り、蒲団に潜り込もうとしたときのことです。すぐ横で私を見つめる寂しげな瞳に気が付きました。 「そうかぁ、この目だったんだ」 それはアトリエに唯一かけている自作の版画「君に捧げる哀歌」、まさにその少女の眼だったのです。
「君に捧げる哀歌」のモデルは妻。 新婚時代のスケッチをもとに仕上げた去年の作品。彼女も寂しげな瞳をしていた時があったのです。
1. ラテンと瞳
ラテンのダンスは、見詰め合わないと だめだそうで 時々相手の女の人に ちゃんと目を見なさいと 怒られます。 一度 グループレッスンのとき、相手の人に 大きな声で 先生 この人目をみないと 叫ばれました。
相手を見てないときは、観客を見なさいと。 確かに 見詰め合って ラテンを踊ってると 姿勢も綺麗ですし、雰囲気がいいのですが、 日本人には、難しい事です。
海外の社交ダンスは、競技が主で 日本のように ダンス パーティで、誰彼と踊ることはなく、パーティでも二人で行って づっと二人で踊るそうです。なんぱが 多いせいかも 笑