久しぶりの雨。涼しい夕べです。
午前中はカボチャの作業でした。 伝統野菜保存会に入れて頂き、今年で5年目、芽カキや受粉にもだいぶ慣れました。
午後は版画。 いま制作中の版画は板壁の木目と土壁の色合い、それにブリキの如雨露の青、そこに活けた水仙の黄色の配色が一つの魅力になるはず。
いつものことですが、下絵を描き上げ、輪郭線を彫り終えた後の、色版の計画が、頭が痛い部分。考えることは山ほどあり、「仕上げられるんだろうか?」と思うことも度々です。
しかし、いったん始めてしまうと、その時点で彫っている版だけに集中すればよいので、解決すべき問題もその版だけのことになり、かなり気持ちが楽になります。
そうした繰り返しで何版か彫りあがってくると、その先はあっけないほど早く進むことがいつも。何事も「峠まで」が大変ですね。