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岡本流生清内路通信

自画自解 28 望郷 その2

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自画自解 28 望郷 その2

さて、以下は私のホームページよりの転載。



作品、版木等の寄贈に関する私の考え
  岡本 流生  July 11 2010



1.何故寄贈するのか?

私の両親が亡くなり、その家を取り壊す事になった時に、残されたものを整理、処分した事が有りました。 父親が残した多くの蔵書、母の着物、写真や日記、その他の多くの遺品の整理、そして処分は、両親を愛していた私にとっては、とてもつらい仕事でした。

その経験から、私は自分の物の整理を、自身の目の黒い内にやって置くべきだと強く思ったのでした。 特に、作品、版木、下絵類のように、残された遺族にとって、保管する場所や管理の方法などで重荷になる物は、還暦までに全て行き先を決めておこうと決めたのでした。 

二人の息子は、私を愛し、尊敬してくれています、それ故に、彼らは、残された作品や版木の保管を、私のためにも、できる限りの事をしたいと思うでしょうが、日本の住宅事情はそれを許さないでしょう。

2. 何故、国内ではないのか

私の作品に対する国内での評価は、海外でのそれと比べて、決して高いとは言えません。 実際、作品の購入者の凡そ9割は外国の方です。

また、幾分、権威主義的な国内の美術館は、私のような無所属で肩書きもない作家の作品を、積極的に収蔵しようとは思わないでしょう

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