昨日ブログで弱音を吐いたせいか、今日は朝から「これじゃだめだぁ」とばかり、悩んでいた部分を果敢に攻めました。三版ほど決め、息切れ。 昔は何時間でも集中できたのですが、最近は五時間も続けると体が「ちょっと休もうよ」と。
それでもこの五時間で、どの道具でどう処理するかを決めかねていた場所の半分は終わったな。これは嬉しい。そして、その仕事をしながら、頭の中では≪どっか行きたい虫≫と対話。
「どっか行きたいって、何処に行きたいんだろう」 「どこで何をしたいの」 「自分はその旅に何を期待しているんだろう」 「出会いか? 心和む自然? 美味しい酒や心地よい山奥の温泉??」癒されたいのはそうなんだけど・・・
そしてどれにも惹かれているのも間違ってはいないけど、どうやら本心はこう。 「この七年よく頑張ったね」と誰かから言われたいんだ。 でも誰も言ってくれないから・・・旅をしながらでも自分自身にそう言ってあげたい・・・そんな時間を持ちたいのですね。
彫刻刀の箱の中に転がる4つの蓑虫。先日Aさんと神社の枝垂れ桜の枝から集めてきたもの。それを見て昨夜の夢を思い出しました。すっかり忘れていたのに。 その夢、アトリエの天井に細い糸でぶら下がる蓑虫を見て、そこが気に入ったの?と話しかける私。
横須賀時代、一時期虫かごに蓑虫を飼っていました。初めは真っ黒な芋虫を少し気持ち悪いと思っていたのですが、次第に可愛いと思えるようになりました。中に入れた毛糸のクズできれいに蓑を作りました。