最近の一夫さんとの電話での会話の中で「一版多色で、どうしても思い通りの色が出せない」と。『それなら、作品の方に直接筆で色をいれてみたら」と私。
大切なのは全てを版で表現することではなく、≪良い作品≫ 自分が≪納得できる作品≫を作ることなのですから。 作品を作るうえで≪こうしなければならない≫と言う約束事は、何もないのです。
今制作中の「印象 モネの池」 下絵の色をだいぶ変えたので、これまで彫り終えた版も大幅に彫り直す必要が出てきました。 たまにはこういうこともありますね。これも≪納得できる作品≫にするためには仕方のないこと。
ファンクラブ会長の板倉さんと、久しぶりに電話でお話をしました。 自営業の方なので、このコロナ騒ぎで大変だろうなと心配していたのですが、いつもと同じ元気な声をお聞きしてまずは一安心。
仕事中に自分の腕を見ながら「なんてなまっちろい腕なんだ」と。 いつもならこの時期はもっと陽に焼けているのに。これも、ステイホームと長雨のなせる業ですね。