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岡本流生清内路通信

試し刷りに苦戦

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試し刷りに苦戦

この夏一番の暑さかも。朝は寒くて目が覚めたのに。

「版画ください!」と訪ねてくる者もなく、話の長くなる電話もなし。しょうがないので、試し刷りの続きをやりました。 今制作中の「モネの池」の二番では水の表現にどうしても木目を摺りだしたいのです。

二つ前の作品「清内路 五月」(板壁にブリキの如雨露の絵)は板壁の木目を、彫刻刀で一本一本彫り出して表現しました。今回もその手もあるのですが、彫った表現と摺りだした表現では雰囲気が全然違います。やはりここは版木自体の木目をそのまま摺りだしたその自然な感じが欲しいのです。

摺師の沼辺さんの話では、木目が奇麗に出せるのは、せいぜい最初の二十枚ぐらいと言う事ですが、私には二十枚も有れば十分だし。

今日は紙を変えてやってみたのですが、朴も桂もだめ。惠子さんから頂いた磨きのかかってない朴、これは木目が面白いこともあり、期待したのですが・・・それも駄目でした。

でもまだ打つ手はあります。これまでは試刷りには勿体なくて使わなかった本番用の手漉き和紙を明日は使ってみます。それでもだめなら、あとは沼さんに丸投げだな。

孫たちも来ないのでこの夏は花火の匂いも嗅いでいません。好きなんですが。 かといって爺さん二人で花火をしても、面白くも何ともないし、何より人が見たらなんと思われるか。 そうかぁ、好きと言えば、盆踊りもないんだったなぁ。


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