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岡本流生清内路通信

青い芥子 No. 2, 3, 4

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青い芥子 No. 2, 3, 4

版画の仕事を確保するという意味での≪冬支度≫は終わりました。 「ヒマラヤの青い芥子」 三種、「桜の木の下で」 「帆船」 この5点を仕上げるだけでも半年はかかるでしょう。

昨日今日と青い芥子の彫り。葉と蕾の鞘に無数の棘があり、その彫りを。この棘、無ければ仕事はずいぶん楽になるのですが、この棘が≪青い芥子≫の野生の生命力の象徴なら、彫らない訳にはいきません。 あと、花の雄しべにも時間がかかりそう。

彫の仕事をしながら、「桜の木の下で」の 背景の自転車の色、形をどうしようかと考えていました。その時、ふと昔欲しかった自転車のことを思い出しました。今は見ることも無いタイプですが、私の世代のかたなら「ああ、そんなの有ったなあぁ」ときっと思うはず。 それは、前後にデコデコの幾つものライトが着いたもの。いわゆる≪デラックス≫タイプ。 今なら、乗るのがちょっと恥ずかしいかも。

ヤフーのオークションに吉田博の木版画の代表作「瀬戸内海集 帆船 午後」が出ていました。始まりが15000円 残り四日の現在 3人が応札して価格は16000円。

博先生の鉛筆サインが有れば価格はその50倍はします。 「後摺り」(あとずり・のち摺りとも読む)とあるのですが、吉田スタジオのオリジナルの版木からの摺りでは無いようです。色も随分違っています。これは「後摺り」ではなく、本来は「復刻版」とすべきものでしょう。
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