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岡本流生清内路通信

頭が下がるなぁ

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頭が下がるなぁ

今日は「また会えるかなぁ」の彫は一時中断して、年賀状作り。自分用と言うよりは来週の摺り体験会用です。 体験会の会場は和菓子屋さん。 そこの女将から知人を介して頼まれました。

毎年恒例のお客様感謝デーのイベントの一環。お客様が練りきりで「うり坊」の和菓子作りに挑戦しその後年賀状の摺り体験をして貰うという流れだそうです。うり坊は言わずと知れた来年の干支の猪の子。それで、できれば年賀状の図案も「うり坊」にして欲しいとの依頼でした。

と言う事で、朝から図案を描き、二版三色の多色刷りにすることに決めました。 皆初心者、高齢の女性も参加されると聞いていたので、小さな力で失敗無く簡単に摺れるようにと図案も彫りの深さも考えながら進めました。

今日一日で試刷りまで終えるつもりでしたが、意外と時間がかかってしまいました。明日も続きをやります。体験会では竹内さんご夫妻も手伝ってくださいます。三人なら一人が紙の持ち方、見当への置き方を教え、後の二人が各版の摺りを見てあげることができます。お二人とももう何度も子供たちなどに刷りを指導しているべてらん。本当に助かります。


さて、頭が下がる話を。 アトリエの西側の窓。ここから見下ろすと国道を挟んだ向かいに郵便局が見えます。 国道までは二十段ほどの階段。その階段を郵便局から送る荷物を背負い上り下りするお年寄りをよく見かけます。 階段の途中で一休みする姿もよく見ます。

荷物だけでも大変そうなのに、たいていの方が途中の石段脇や道端に生えた草があると手で積みます。他人の軒下の蜘蛛の巣を丁寧に杖で払い、畑から道路へと飛び出した蔓の向きを直したり・・・

当たり前のようにそうする姿を見ていて、本当に頭の下がる思いがしました。


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