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岡本流生清内路通信

自画自解 24 南島祭図

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自画自解 24 南島祭図

24.南島祭図 (ニ)  1982年  12版

 この南島祭図には4種の色違いがあり、それぞれイロハニの記号が題名の後に付けられています。(但し、イは初刷りの10枚のみ、ロも40枚ほど) 版さえあればこのような色違いを作ることが出来るのも版画の面白いところと言えるでしょう。

1992年、CWAJは本展の現代版画展とは別に、“着物”をテーマとした版画展を開くことを企画しました。アメリカンクラブのロビーフロアを会場とするこの企画展には、6名(私の記憶では)の作家が招待されました。

池田満寿夫や森義利と言った大家や著名な版画家に混じって、私もその6人のなかの一人として招待されたのでした。最年少だったと思います。そしてこの時の展示作品がこの「南島祭図」と「古都祭図」でした。 

オープニングには、秋篠宮妃殿下紀子様が来賓としてお見えになられました。 私はご案内役を仰せ付けられ、会場の作品のご説明をいたしました。

また、この作品はその後、JALの機内誌など色々な雑誌に紹介されたり、CWAJのカレンダーに採用されたりもしました。 私の作品の中でも人気のある作品となっています。

技術的には髪の毛の彫りがたいへんでした。また空押しも用いています。
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