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岡本流生清内路通信

往復書簡 Ⅵ

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往復書簡 Ⅵ

吉川さんが敬愛してやまない画家・神田日勝。 北海道で農業をやりながら身の回りの物を描き続け32歳で亡くなった方。

この画家の残した作品をネットで見ています。飼っていた馬や牛を描いた作品からは≪その匂い≫まで感じられる気がします。 強い絵です。デッサンもその強さを表現するためにはいくらでも敢えて≪不正確≫に壊すのです。

気になったことは他にもあります。 それは日勝の兄、一明。この兄も画家。 芸代を出て美大の教授までした方だと経歴を調べ知りました。

作品も見ました。 気持ちの良い絵だと思いました。好きになれる絵だとも思いました。でも、今の世間の評価は弟日勝とは比べようもないのでは。 芸術作品の真価は、時が≪肩書や経歴などの余分なもの≫を一切洗い流してから後に嫌でも見えてくるものなのでしょうか。


北海道には兄一明、弟日勝の記念美術館があるようです。 それぞれ別の町に。兄弟が共に画家であることは・・・幸せなことなのか・・・それとも不幸なことなのか・・・


話を変えましょう。 今日は精子さんと電話で一時間近く話しました。 大切な話もありました。 多くは「ほんと比登志さんという人は・・・・・」の類。 その比登志さん、今日は熱も下がり容体も良くなってきていると。 安心しました。 

 
何処でもいいので、「吉田版画」の展示場を作りたいことで、二人の意見も一致。今年は兎に角動かなくては。

沼さんから「明日の午前中に届くように送り出しました」と電話。これは楽しみ。 あとは彼の故郷岩手の冬の話も聞きました。ここよりもさらにすごい田舎のようです。

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