「現代アート」は難しいものかも知れません。　でも、「現代アート」の作家になることはいたって簡単、今日からでもなれます。　そこら辺にある何か、例えば野菜でも、鍋でも、何かの廃材でもいいのです、それを額に入れるなり台に置くなりしてサインをして展示すれば「現代アート」の一丁上がり！

タイトルを付け、正札も付ければ完璧ですね。　嘘ではありません。　マルセル・デュシャンは市販の便器にサインと日付だったか（？）を入れ、「泉」とタイトルを付けて展示しました。　今この作品がオークションにかけられたなら億の値が付くことでしょう。

ただ、誰もが彼のように有名になれるわけではありません。　普通は≪自称≫で終わり。それでも活動を続けていれば、運が良ければ、理解者やファンの一人か二人はできるかもしれません。


では、有名になるにはどうすればいいのか。　王道は有力な画商が付きそれに連なる批評家が好意的な記事を書いてくれることかな。　美術館の学芸員も巻き込めれば更にいいでしょうね。そして・・・その値段は・・・いたって高額に。

高額な作品ほど投資家と言われるコレクターにはうまみがあるので。　アラブの王族やビジネス界の成功者のかなりの人は作品に惚れて購入しているわけではなく、単なる投資の対象としてその「現代アート」を見ていると思います。

カリカリしすぎました、　ここでちょっと頭を冷やします。