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岡本流生清内路通信

どっちだろう?

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どっちだろう?

早朝から「うてなわらし様」の絵に手を入れました。可愛らしい絵になったと思います。これなら版画にしてもいいかなぁ?と思い始めました。 

その手を入れている時に考えていたこと。 もともとこの絵は、何のイメージもないときに「兎に角手を動かしてみよう」と描き始めたもの。 そうするうちに「正座する童女」の絵が見えてきたのです。

こう書くと、さも≪自ずと生まれてきた≫ようにも思えるのですが。 そうなんだろうか。線を描き進めるなかで、その重なりの中から、イメージを拾い上げようとする私もいるのです。 これは言い換えれば≪私が生み出している≫とも言えるのでは。

絵は≪自ずと生まれるもの≫なのか、それとも≪画家自らが生み出している≫のか? 多分答えはその間にあり、生まれ出ようとするものに、画家が手を貸して生み出している、そんなところだろうなぁと。

まあ、一つ言える確かなことは「手を動かせば、何かが出てくる」と言う事。 絵描き仲間の惠子さんは、ここ何か月も蜘蛛の巣ばかりを描いているそうです。自分でも「なぜ蜘蛛の巣?」と思いながらのようですが。 これも手を動かし続けていれば、いつかその答えも見つかることでしょう。

今日はこれから温泉。 午後は久し振りにシリーズ「初恋」のための下絵に入ろうかな。それこそひたすら手を動かして。昨日ちょっとイメージのとっかかりを得たので。
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