今朝の中日新聞から
あいちトリエンナーレの≪表現の不自由展≫が中止になった件で、出品者の一人のN氏がインタビューに応えている。このN氏、憲法9条を守れ、靖国神社参拝の愚と書いた紙片などを貼り付けた作品で都美術館で撤去を求められた経験がある。
中止をどう思うか
「・・・・途中略・・・警備強化のプロセスを飛ばし、いきなり中止を決めた。脅迫や暴力を肯定したことになる。騒げば展覧会を中止にできるという前例を作ってしまった。こんなに軽く主催者側が折れた事例は知る限りない」
問題はこの後
慰安婦像をどう見る
「純粋芸術ではないが、表現の自由を考える展覧会に出すことは悪くはない…以下略」
言外に「俺のは真の芸術だがお前のは真の芸術ではない」と言っているも同じ。
差別された作家が同じく差別された作家を差別する虚しさ・矛盾。
さらに、このN氏、純粋芸術そのものの理解が間違っているのでは。それ以上にそもそも純粋芸術だ商業芸術だ応用芸術だと分けたがるところに、差別の根があると私は思う。